タラバガニ

タラバガニ

カニの王様 タラバガニ

タラバガニは、英名「King Crab(キングクラブ)」とも呼ばれているように、カニの王様として一般に知られています。大きいものは、甲羅が25センチ、脚を広げると1メートル半ほどにもなり、甲殻類の中でもかなり大型のカニといえます。

日本でタラバガニと呼ばれるようになったのは、タラバガニの生息域が「鱈(タラ)」の漁場と重なることから、古くから漁師に「鱈場蟹」と呼ばれていたものに由来します。

名前に「カニ」と付くことから、よくカニの仲間と間違われますが、実はタラバガニは「ヤドカリ」の仲間になります。年に1回の脱皮を繰り返し、徐々に大きくなり15年ほど成長し続けるといわれています。

日本では、農林水産省によりメスのタラバガニの採捕が禁止されています。国内で「子持ちタラバ」として販売されているものは、海外からの輸入品になります。

また、スーパーなどで格安価格で売っているタラバガニは、実は「アブラガニ」というニセモノであることが多いので、よく注意することが必要です。見た目はとても似ていますが肉質、風味が大きく変わります。

見分ける際のポイントは、茹で上げて赤くなるのが本物のタラバガニ、青っぽくなるのがアブラガニです。不自然に安すぎるタラバガニには近づかないこと。本物の美味しいタラバガニは、信用のある通販サイトで「お取り寄せ」しましょう。